センサや通信リーフを追加するときは、MCUとプログラム → 電源 → 使用端子 → I2Cアドレス → 部品の配置の順に確認します。リーフ一覧で機能を探し、各リーフの仕様とサンプルを開いて進めてください。
バスの接点が合うだけでは、すべてのリーフを同時に使えるとは限りません。以下は組み合わせを検討するための手順です。新しい構成の動作保証や、全製品の互換表ではありません。
1. MCUと動かすプログラムを決める
Section titled “1. MCUと動かすプログラムを決める”最初はサンプルアプリの使用リーフ・必要なライブラリ・開発環境をそろえます。型番が似ていても、MCUやセンサが変わるとプログラムの修正が必要な場合があります。
| 確認すること | 具体例 |
|---|---|
| MCUの型番とボード設定 | AP01、AP03、AP03B、AP02などを区別し、対象MCUの開発環境を確認 |
| センサの型番とライブラリ | AI05はAI01と搭載センサが異なるため、AI01用サンプルをそのまま使用できない |
| 書き込み方法・接続リーフ | AZ01CでAP01へ書き込む場合は手動リセットが必要 |
| 改版による信号の違い | AP03BのD9はBOOT0がHighのときにMCUから切り離される |
2. 電源を選ぶ
Section titled “2. 電源を選ぶ”電源は、入力する電池の電圧、出力電圧、接続コネクタ、接続先が必要とする電流で選びます。通信開始時などのピーク電流と、電池寿命に関係する平均電流を分けて確認してください。
| 確認すること | 参照先・注意 |
|---|---|
| 電池の種類と入力範囲 | AV01 CR2032やAV06 1.8V~5.5Vの仕様を確認 |
| 無線通信中のピーク電流 | AC08 LTE-M Maryはピーク400mAのためAV06を指定 |
| 電池とコネクタ | AV06はJST PHコネクタ。AV04のJST SHとは異なるため、電池ホルダの接続先を確認 |
| USBと電池の併用 | AZ01Cの給電状態別の説明を読み、他の電源リーフ側の併用条件も確認 |
| 消費電流の見積もりと測定 | 省電力設計とAX05Bによる電流測定を参照 |
電源ICの最大出力電流だけで、接続した電池からその電流を取り出せるとは判断できません。電池の仕様と、実際に使用する電圧・負荷条件を確認してください。USBと電池を同時につなぐ構成も、電源経路の確認が必要です。
3. GPIOと通信端子を照合する
Section titled “3. GPIOと通信端子を照合する”Leafonyバスの端子表と、各リーフのピン配置を並べます。GPIOは汎用入出力端子のことで、リーフによってはUART、SPI、割り込み、電源制御などに使用されています。
- 使うリーフの入力・出力と信号名を書き出します。
- 同じバス端子を使うリーフがある場合は、共有できる信号か、別々に制御する出力が重ならないか確認します。
- MCUのポート名と、プログラム内のピン指定・通信ポートを照合します。
- 相手の入力電圧・出力電圧と、接続先の許容条件を確認します。電源入力の電圧範囲をGPIOの許容電圧と混同しないでください。
ピン配置図作成ツールでは、最大8枚の端子使用状況を並べて保存できます。このツールは接続可否を自動判定しません。プリセットの空欄も、端子を自由に使えることや未接続であることを保証しません。
4. I2Cアドレスとプルアップを確認する
Section titled “4. I2Cアドレスとプルアップを確認する”SDA/SCLに接続するI2Cデバイスは、リーフを重ねると同じバスを共有します。I2Cアドレスマップで、標準実装・選択実装・予約アドレスを区別して照合します。
| 組み合わせの例 | 確認すべき点 |
|---|---|
| AI05とAX06 | LIS2DW12とI/Oエキスパンダのアドレスがともに 0x18 |
| AC04・AC08・AC09同士 | 制御用I/Oエキスパンダのアドレスが 0x21 で重複 |
| 複数の電源リーフ | 電池電圧モニタの 0x50 が重複する構成がある。給電元の競合も別途確認 |
アドレスが重複する構成は、そのまま接続して個別に制御できると考えないでください。アドレス変更の可否は実装とデバイスにより異なります。
I2Cのプルアップ抵抗も確認します。例えばAI05のR18・R19は未実装で、AP03との組み合わせではAP03側のプルアップを使用します。別のMCUや外部回路を使う場合は、それぞれの回路でプルアップ先の電圧と抵抗を確認してください。
5. 部品の干渉と積層順を確認する
Section titled “5. 部品の干渉と積層順を確認する”同じバスに接続できても、背の高い部品や電池ホルダが隣のリーフに当たることがあります。サンプルの積層順を確認し、指定がある位置にはAX04 Spacerを入れてください。
通信リーフはアンテナの位置、SIMの取り付け、USBコネクタなどにもアクセスできる構成にします。組み立てと交換の手順はリーフの組み立て・交換を参照してください。
構成を記録して動作を確認する
Section titled “構成を記録して動作を確認する”新しい構成は、基本サンプルでセンサや通信を一つずつ確認してから、目的のプログラムへ進みます。動作を再現できるよう、次の項目を残してください。
| 項目 | 記録する内容 |
|---|---|
| ハードウェア | リーフの型番・改版・上からの積層順、スペーサー、接続写真 |
| 電源 | 電池やUSBの給電元、電圧、電源スイッチの状態 |
| ソフトウェア | サンプルの版、ボード設定、ライブラリとピン指定 |
| 結果 | センサ値や通信ログ、測定した電流、問題が起きた手順 |
確認できない条件が残る場合は、お問い合わせに構成と試したことを添えて相談してください。