KiCad基板データから生成した表面・裏面の参考画像です。部品の3Dモデルを省略し、未実装部品のパッドも含めて表示しています。
センサの値を読み取り、通信リーフなどを制御するプログラムを実行できるMCU(プログラムを動かすマイコン)リーフです。AP03 STM32 MCUの新設計バージョンで、STMicroelectronicsの STM32L452REI6 を搭載しています。
Leafony Busを介して他のリーフと接続し、3.3Vの電源で動作します。基板上にはBOOT0を切り替えるPGスイッチ、リセットスイッチ、BOOT0の状態を示すLEDを備えています。Cellular LPWA Cat-M1 Kitのマイコンリーフとして使用します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| MCU | STMicroelectronics STM32L452REI6 |
| CPU | Arm Cortex-M4、FPU搭載 |
| 最大動作クロック | 80 MHz(MCUの仕様値) |
| Flashメモリ | 512 KB |
| SRAM | 160 KB |
| 電源 | Leafony Busの3.3V / GND |
| 低速外部クロック | 32.768 kHz水晶(X1) |
| 主なバス信号 | D0~D13、A0~A5、SDA / SCL、SWDIO / SWCLK、RESET |
| バス接点 | 表裏各29接点(CN1) |
| 基板外形 | 20 × 20 mm(PCB設計値) |
| 基板厚・層数 | 0.8 mm、6層(部品の高さを含まない) |
| 設計リビジョン | v1.0、2026年4月27日 |
CPU・メモリの仕様はSTMicroelectronicsの製品情報を参照してください。実際の動作クロックはファームウェアの設定によります。
電源と外部接続
Section titled “電源と外部接続”電源リーフなどからLeafony Busの3.3V端子へ給電します。VBUS端子はAP03Bの回路には接続されていません。 基板にUSBコネクタはなく、パソコンやデバッガとの接続には別途インターフェースを用意します。
SDAとSCLは、それぞれ10 kΩの抵抗で3.3Vへプルアップされています。外部機器を接続するときは、Leafony Busの仕様と相手側の電源・信号電圧を確認してください。
AREFの接続用抵抗R5はDNP(未実装)のため、標準構成ではバスのAREF端子はMCUのアナログ電源・基準電圧回路へ接続されません。
以下は標準実装時のLeafony BusとMCUの接続です。表裏の同じ番号の接点(F1 / B1など)は同一信号です。MCUポート名は回路図上の名称で、Arduinoスケッチで指定するピン番号とは区別してください。
| 接点番号(表 / 裏) | Leafony Bus信号 | MCUポート・接続 |
|---|---|---|
| F1 / B1 | 3.3V | 3.3V電源 |
| F2 / B2 | SWDIO | PA13 |
| F3 / B3 | VBUS | MCU・電源回路には未接続 |
| F4 / B4 | AREF | R5未実装のためMCUには未接続 |
| F5 / B5 | RESET | NRST |
| F6 / B6 | A0 | PA4 |
| F7 / B7 | D6 | PA8 |
| F8 / B8 | A1 | PA0 |
| F9 / B9 | D7 | PB12 |
| F10 / B10 | A2 | PA1 |
| F11 / B11 | D8 | PA9 |
| F12 / B12 | A3 | PB0 |
| F13 / B13 | D9 | PA10(U2経由。BOOT0 Low時に接続) |
| F14 / B14 | A4 | PC1 |
| F15 / B15 | D10 | PB6 |
| F16 / B16 | A5 | PC0 |
| F17 / B17 | D11 | PA7 |
| F18 / B18 | D0 | PA3 |
| F19 / B19 | D12 | PA6 |
| F20 / B20 | D1 | PA2 |
| F21 / B21 | D13 | PA5 |
| F22 / B22 | D2 | PC7 |
| F23 / B23 | SDA | PB9(R2:10 kΩで3.3Vへプルアップ) |
| F24 / B24 | D3 | PB3 |
| F25 / B25 | SCL | PB8(R1:10 kΩで3.3Vへプルアップ) |
| F26 / B26 | D4 | PB5 |
| F27 / B27 | GND | GND |
| F28 / B28 | D5 | PB4 |
| F29 / B29 | SWCLK | PA14 |
接続はLeafony Bus回路図とMCU回路図を参照しています。R5・R7・R12・R14は未実装です。
スイッチとLED
Section titled “スイッチとLED”| 部品 | 基板上の表示 | 役割 |
|---|---|---|
| SW1 | PG | BOOT0のHigh / Lowを切り替えます。 |
| SW2 | RST | 押すとRESETをGNDへ接続します。 |
| D1 | D1 | BOOT0がHighのときに点灯します。 |
LEDはBOOT0の状態表示です。プログラムの実行状態や、書き込みの成功を示すものではありません。起動モードの詳細は、MCUの設定とリセット・プログラム切り替え回路を確認してください。
BOOT0によるD9の切り替え
Section titled “BOOT0によるD9の切り替え”D9とPA10の間にはアナログスイッチU2があります。BOOT0がLowのときに接続し、Highのときは切り離します。D9を使う通信リーフと組み合わせる場合は、PGスイッチの状態を確認してください。D0・D1・D6・D7は、それぞれ表のMCUポートへ直接接続されています。
STM32 MCUリーフの開発環境は、次の資料を参考にできます。
これらはAP03向けの手順を含みます。AP03Bで使う場合は、ピン接続、書き込みに使うインターフェース、ファームウェアのボード設定を照合してください。AP03Bの設計リポジトリには、ビルド設定・書き込みスクリプト・実行可能なサンプルコードはまだ収録されていません。
- AP03B STM32 リポジトリ
- KiCadプロジェクト
- 回路図:トップシート
- 回路図:MCU・電源・クロック
- 回路図:Leafony Bus
- 回路図:リセット・BOOT0切り替え
- 基板レイアウト
- 部品表(BOM)
- STM32L452RE メーカー資料
製品名はAP03Bですが、設計ファイル名は leafony-ap03-stm32 です。KiCad 9.0形式を読み込める環境で、専用ライブラリを含むディレクトリ構成を保って開いてください。一部部品の3Dモデルはリポジトリに含まれていません。
- 2026年9月19日:AP03B STM32 MCUのページを追加