自作リーフ開発
ピン配置
ピン配置のデータは、こちらを参照して下さい。
I2C address map
I2C アドレスのデータは、こちらを参照して下さい。
KiCadを用いた自作リーフの開発
はじめに
KiCadとは、オープンソースのプリント基板CADで、Windows、Linux、Mac上で動作します。1992年にグルノーブル大学のJean-Pierre Charras氏によって、KiCadの最初のバージョンがリリースされ、それ以降、ボランティアで開発支援されています。 KiCadは、主に以下の5つのソフトウェアから構成されています。
Software | Description |
---|---|
KiCad | プロジェクトマネージャ |
eeschema | 回路図エディタ |
cvpcb | 回路設計で使われるコンポーネント用のフットプリントセレクタ |
pcbnew | 3Dビュアが付属したPCBレイアウトプログラム |
gerbview | ガーバー(photoplotter documents) ビュア |
Leafony用テンプレート
Leafony用テンプレートは、リーフの外形、フットプリント、デザインルールが規定されており、リーフ基板の設計を容易にします。
基板製造データ
基板製造時に必要なガーバとドリルファイルの出力方法を記します。
ガーバー
1.KiCad のPCBエディタ
を起動し、ファイル
→製造出力
→ガーバー
をクリックします。
2.全体オプション
とガーバーオプション
のチェック項目は、こちらを参照して下さい。
3.出力フォルダをGerberに設定し、プロット
をクリックすると、以下のファイルが出来上がります。
Structure Layout | Filename |
---|---|
Top Copper Layer | *-F_Cu.gtl |
Top Soldermask | *-F_Mask.gts |
Top Silkscreen | *-F_Silkscreen.gto |
Top Solderpaste | *-F_Paste.gtp |
Bottom Copper Layer | *-B_Cu.gbl |
Bottom Soldermask | *-B_Mask.gbs |
Bottom Silkscreen | *-B_Silkscreen.gbo |
Bottom Solderpaste | *-B_Paste.gbp |
Inner Copper Layer | *-In1_Cu.g2/ *-In2_Cu.g3 |
Board Mechanical Layer | *-Edge_Cuts.gm1 |
ドリルファイル
1.KiCad のPCBエディタ
を起動し、ファイル
→製造出力
→ドリルファイル
をクリックします。
2.ドリルファイル
をクリックし、次に、マップファイルを生成
をクリックします。
3.出力フォルダをGerberに設定し、以下のファイルがあることを確認します。
Structure Layout | Filename |
---|---|
Drill None Plated Layer | *-NPTH.drl |
Drill Plated Layer | *-PTH.drl |
Drill map None Plated Layer | *-NPTH-drl_map.gbr |
Drill map Plated Layer | *-PTH-drl_map.gbr |
部品実装データ
部品実装時に必要な部品配置ファイルとBOMの出力方法を記します。
部品配置ファイルの作成
1.KiCad のPCBエディタ
を起動し、ファイル
→製造出力
→部品配置ファイル
をクリックします。
2.出力フォルダをMountに設定し、以下のファイルがあることを確認します。
Structure Layout | Filename |
---|---|
Top mount Layer | *-top.pos |
Boytom mount Layer | *-bottom.pos |
3.拡張子.posファイルは、末尾に.txtを付けると(* -top.pos.txt/*-bottom.pos.txt )、テキストファイルになります。
BOM
BOMとは、「Bill Of Materials」の略で、「部品表」や「部品構成表」のことを指します。
1.KiCad の回路設計エディタ
を起動し、ツール
→部品表を生成
をクリックします。
2.出力ファイルをBOM/*.csvにして、エクスポート
をクリックします。
3.部品実装メーカに発注する場合は、メーカ名と型番が必要になります。PCBgogoのBOMの例は、こちらを参照して下さい。