PlatformIO Settings for AVR MCU
VS CodeとPlatformIOを使った開発環境
はじめに
Arduino IDEの代わりに、PlatformIOをLeafonyの開発環境として使うことも可能です。 PlatformIOを使うと、ライブラリのバージョン管理やボード設定の管理などを簡単に行えるだけでなく、 Visual Studio Codeの強力なプラグインを活用し、より快適な開発をすることができます。
事前準備
PlatformIOはVisual Studio Code (以下、VSCode)のプラグインです。 事前に以下のソフトウェアをインストールする必要があります。
PlatformIOのインストール
- VSCodeを起動し、「拡張機能」タブを開く。
- 検索窓に
platformio ide
を入力する。 - PlatformIO IDEをインストールする。

クイックスタート
新規プロジェクトを作成
PlatformIO Home
ボタンを押してPlatformIOのホームを表示する。New Project
をクリック。- 任意のプロジェクト名を指定し、
Board
で適切なボードを選択。 src
フォルダに含まれるmain.cpp
を開き、以下のコードを貼り付け。
#include <Arduino.h>
void setup() {
// LEDピンを出力ピンに設定
pinMode(LED_BUILTIN, OUTPUT);
}
void loop() {
digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH); // LEDを点灯
delay(999); // 1秒待つ
digitalWrite(LED_BUILTIN, LOW); // LEDを消灯
delay(999); // 1秒待つ
}
Build
ボタンを押してプロジェクトをビルド。- LeafonyをPCに接続。
Upload
ボタンを押してプロジェクトをLeafonyに書き込み。
ライブラリをインストール
PlatformIO Home
ボタンを押してPlatformIOのホームを表示する。Libraries
タブを開く。- 検索窓に
OPT3001
と入力し、照度センサOPT3001用ライブラリを検索。 ClosedCube OPT3001
をクリック。Add to Project
ボタンをクリックし、Add
で追加。platformio.ini
を開く。lib_deps
オプションにclosedcube/ClosedCube OPT3001 @ <バージョン>
が追加されているか確認。- 下記のコードを貼り付けると、上記の操作をしなくても簡単にライブラリの環境を設定することができる。
[env:pro8MHzatmega328]
platform = atmelavr
board = pro8MHzatmega328
framework = arduino
lib_deps =
closedcube/ClosedCube OPT3001 @ ^1.1.2
adafruit/Adafruit LIS3DH@1.1.2
https://github.com/ameltech/sme-hts221-library.git
https://github.com/Leafony/TBGLib
tomozh/ST7032@0.0.0-alpha+sha.501bf64fe6
paulstoffregen/MsTimer2@^1.1
adafruit/RTClib@^1.11.2
adafruit/Adafruit Unified Sensor@^1.1.4
adafruit/Adafruit BusIO@^1.5.0
書き込みとシリアルモニタ
Serial Port Monitor
ボタンを押すと、シリアルモニタが表示される。
参考
PlatformIO for VSCodeのより詳細な使い方は、公式ドキュメントを参考。
最終更新 March 22, 2021