LTE-Mを使ったIoTサービス

はじめに

LTE-M Mary1を活用すれば、センサデータの定期的な取得、リアルタイムなダッシュボード表示、さらには異常値検出時のアラート通知(メール等)といったIoTの基本的な機能を、短期間かつ簡単に構築することができます。


SORACOMの設定

LTE-M Maryは、SORACOMのplan-D(DOCOMO)と、plan-KM1(KDDI)のSIMで動作確認済みです。plan-Dは、基本料金330円/月で、300MBの通信量がバンドルされており、中~大容量のIoTプロジェクトに おすすめです。詳細は、 こちらを参照しください。ここでは、plan-Dの設定を例に説明します。

ユーザーコンソールにSIMを登録2

  1. ユーザコンソール を開きます。

  2. メニュー → 発注をクリックします。

  3. 購入したSIMの受け取り確認 を押して登録します。

  4. メニュー → SIM管理 を選択し、次に、ブランクのSIMを選択して詳細をクリックします。


  5. 以下の画面が現れるので、名前とグループを登録します。


     

グループの作成3

  1. メニュー → SIMグループ → 追加をクリックします。

  2. グループ名は、plan-D(例)とします。

  3. SORACOM Harvest Data設定をONにする。

  4. Unified Endpoint設定が、Auto(デフォルト)であることを確認します。

有効期限とアクションの設定4

  1. メニュー → SIM管理 を選択します。

  2. ブランクのSIMを選択して操作をクリックします。

  3. 設定 → 有効期限の変更 を選択して、変更します。


Leafonyの設定

用意するもの


ソースコード

Arduino IDEの場合

動作

パソコンのシリアルモニタのログ

パソコンのシリアルモニターの画面に、時刻、Type1SCの型番、FWバージョン、キャリア、RSSI(dBm)、温度(℃)、湿度(%)、照度(lx)、電圧(V)が表示されます。

@@@@@ MurataLpwaCore::beg�އy� init 1st time
<info> lpwa device power_up
<info> lpwa device ready.
========== Starting Arduino tcp client ==========
<info> lpwa device ready.
<info> PDP: idle
<info> PDP: connect
LPWA connected
time: 25/08/08,15:35:36+36
Modem model: LBAD0XX1SC-DM
Firmware version: RK_03_02_00_00_41841_001
Current carrier: docomo
Signal Strength: -101.00dBm
Temperature: 29.78degC
Humidity: 58.33%
Illuminance: 44.76lx
Volt: 0.00V
<info> TCP socket connected
connected
201
disconnecting.
<info> UDP socket closed
lpwaAccess end
<info> lpwa device power_down
Starting deep sleep for 600 sec

SORACOM Harvestでデータの確認

  1. ユーザコンソールを開きます。
  2. 左上のメニュー → データ収集・蓄積・可視化 → SORACOM Harvest Dataをクリックします。
  3. SORACOM Harvest Dataの左上のリソースからSIMを選択し、Leafonyが送付したデータが確認出来れば、正しくデータが送付されています。 data_1.png


  1. LTEは、スマートフォン用広域無線通信規格のことで、LTE-Mはこの通信技術を応用し通信速度を下げて超低電力化している無線規格です。 ↩︎

  2. SIMの登録の仕方の詳細は、 こちらを参照しください。 ↩︎

  3. グループの作成の仕方の詳細は、 こちらを参照しください。 ↩︎

  4. 有効期限とアクションの設定の詳細は、 こちらを参照しください。 ↩︎


最終更新 August 13, 2025